雨。トニー氏の予言的中である。雨は好きだとはいったが、せっかくの美しい景観も霧の海に深く沈んでいてはやはり残念だ。　バーデンバーデンを発って、
　シュヴァルツヴァルトに向かう。黒い森は、その名の通り､鬱蒼とした木々が道の両側をうめている。

　　ホーエンツォレルン城に着いた時もまだ雨が小降りながらも降り続いていた。ホーエンツォレルン城の見学で目を引いたのは、やはり武具。中世の騎士たち
　を偲ぶには最高ですね。う〜ん、はじめて本物を見た（あたりまえか）　プレートメイルにチェインメイル、それから、レイピア・バスタード・メイス・ハルバード・スピ
　ア…うっとり（笑）

　　しかし、すげー重いよぁ。西洋甲冑は総重量６０キロはあるよなぁ。それで、長剣（２メートル）を振り回す。……人間業じゃないな（＾＾；）
　　ちょっとしたトラブルで城とふもとを往復したが（添乗員さんの勘違い）、再度ホーエンツォレルン城へ。昼食は城の中のレストランなのだ。もう、ボリュームたっ
　ぷりで。でっかいチキンがどーんと皿に２本。そして、皿のあいた部分に所狭しとフライドポテトが盛り付けられ、別の皿にはこんもり盛り付けられたサラダ。もち
　ろんデザート有り。でも、ま、おいしかったけどね。

　　相変わらず降り続く雨にも負けず、ミュンヘンへと向かう。といっても、乗っている私達は寝てるだけ。大変なのはトニー氏である。そのトニー氏も、今日でお別
　れ。彼は明日はもう、フランクフルトに帰って次の仕事だそうだ。忙しそうだなぁ。

　　夕食はビアホールで。やっぱいというか、本場のソーセージはおいしかった。特に白いやつがよかった。赤いのはかたくて、味も少し辛い。ジャガイモのペース
　トが甘くて、一緒に食べてちょうどいいくらい。
　　ご飯を食べてたら、カメラを持ったお兄さん（もちろん、ドイツ人）が現れ、写真を撮って去って行った。……と、思ったら、撮った写真をキーホルダーにしてきてく
　れた。１５０マルクだった。…商売人だなあ。さすが観光地。

　　眠い。どうやら書いている場合じゃなくなってきた。素直に寝るとしよう。なんか、眠い。今頃時差ぼけだろうか？　…変だ。（書きながら寝ているらしく、日本語
　もかなり変だ）

　　今日は予定変更でノイシュヴァンシュタイン城へ行く。冬季はミニバスがないそうで（路上が凍るから）、ふもとから馬車だそうだ。でも、そっちのがいいや。ラッ
　キー♪　昨日でトニー氏とお別れしたので、今日からは、アレクサンダー・バッハ氏が運転手である。彼は至れり尽せりのとても親切なおじ様である。
　　トニー氏？　彼はおっちゃん（笑）　バスのＢＧＭはワーグナー。因みにＨｅｒｒ．バッハの趣味だ。

　　雨は今はやんでいるようだ。…ああ、スピーカーからペット（トランペット）の言い音が（＾＾）　ワーグナーは久々。スネアが恋しい今日この頃。

　　ババリア地方。アルルベルグ城のある地方っすね。ということは、カール・リッＯーですね。（なんてマイナーな名前を）
　　違うって、だから。Ｏッターの名前出してどうするんだ。…いや、別にネタに困っただけなんだが。　

　　うーん、なんだか盛りだくさんだなあ、予定が変更になったおかげで（笑）　なんだかツアーが豪華になった気がするよ（＾＾；）　

　　ノイシュヴァンシュタイン城は雪積もってて楽しかった（すみませんねえ、雪が珍しいとことの住人なんで）。　ふもとのお店ではお土産をGet！　かわいいパイプ
　人形。そのお店の入り口には西洋甲冑が（笑）　しかも値札ついてた（売り物かいっ！！）　

　　ヴィース教会やエッタールの僧院は荘厳。その一言。キリスト教徒でない私まで敬虔な気持ちになれます。

　　そしてミュンヘンの自由行動。ドイツ三越（解散場所）を出た我々は一路ヘンケルへ（笑）ドイツ語も英語もわからないがとにかく行くのだ！ってなわけで、カーニ
　バルのために、街中が賑わうミュンヘンへ二人で繰り出したのだ（無謀）
　　どこからともなく聞こえてくる陽気な歌声。路上には屋台。う〜ん、ファンタジーな雰囲気だ（ＲＰＧの間違いか？）
　　そ、それより何より探し当てたヘンケルのショーウィンドウを飾る、美しいバスタード…！！　おーい、売り物かよ。これ全部。欲しい。けど、持って帰れない。銃刀
　法違反で捕まってしまうぅ（泣）　片言の英語（中１レベル）を駆使し、ナイフをGet！　夕食は面倒だったので、テイクアウトのパン。ジュースは二人で半分ずつ（だっ
　てでかいんだよ、これが）。かずきがスーパーでオレンジを買う。（なんかこうやって書いてると海外初めてなのにえらく馴染んでるな）。
　　ほとんどのお店が１９：００頃には閉店なので、５時半から動き出した私達にはなす術もない。　

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
　　　　　　　　　明日は待望のドイツ博物館（このためにきたんだよ）。ううぅ、メッサーシュミットが肉眼で〜。